今回の選挙では、各党とも雇用対策や景気浮揚、社会保障制度、年金や医療の問題等、生活に身近なことを中心に訴えているような気がする。 これは当たり前と言えば当たり前だし、大切なことであることには間違いないが、もっとこの国をどうするのか、将来に向けてどのよな国づくりをしていくのか、どんな国家になるのか、そんな内容の発言が前面に出てきてもいいような気がする。 戦後の最大の課題で、先送りしてきた憲法問題にどう取り組むのか、拉致の問題等で北朝鮮に対してどのような態度をとるのか、教育改革が叫ばれる中で、教育基本法の問題にもどう取り組むのか、幸い自民党の政権公約にはその点は触れてあるが、自民党も含め各党の党首や候補者の街頭演説など聞いていてもあまり触れられていないような気がする。 選挙戦残り一週間、各党とも「日本国をどうするのか」もっと積極的に訴えてもらいたい。 そのことを説明することが、日本国の政権を担う政党として最も重要なことではないかと思う。
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