| | | 2003 / 12 / 29 ( 月 ) 11 : 35 : 36 |
| 昨夜から恒例の消防団の年末警戒がスタートした。 もちろん、現役消防団の私も今夜が担当日であるために出動しなければならない。 先月は我が消防団を構成する町内で火災があり、改めて火災の恐ろしさを痛感したのと同時に、消防団のみんなの献身的な消火活動に感銘を受けた。 そもそも消防団活動の基本は「自分達の地域は自分達で守る」といことであり、災害があればいつでも出動できるように日頃から訓練をしているのである。 人吉市内で災害が起こったときは、そこが自分の管轄であろうとなかろうと出動して事にあたるのである。そこには「市民の生命と財産を命がけで守る」という消防団としての自覚と責任感のもとに一生懸命に団員は汗を流すのである。 今年7月に水俣市を襲った土石流災害でも人吉市消防団をはじめ県内外の消防団も応援に行った。 そんなことを考えながら、今の「イラク派遣」の問題を考えると、答えは簡単なような気がする。 世界の40カ国近くがイラクの復興に努力する中、アジアの大国であり、米国の同盟国である日本が、「治安が悪いから、危ないから、日本がテロの標的になるから」と言ってイラクに対して人道復興支援をいつまでも先送りにするということは許されるはずがない。 「自分達さえよければ」そんな考え方を捨てなければ世界から真に信頼される独立国家にはなれない。
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