昨日は第2回ウンスンカルタ大会と職人町の昔夜市が人吉市鍛冶屋町通りで開催された。 ウンスンカルタとは16世紀半ば、日本に渡米したポルトガルの船員たちがカード遊びをしていたものが日本人にも伝えられ、その後、日本人が修正し17世紀後半には日本中に流行したカルタ遊びだそうだ。 ポルトガル語でウンとは「1」、スンとは「最高」を意味し、「うんともすんとも」とは、どうにも手詰まりで何もいわなくなってっしまった様子を言うが、その語源は、ウンスンカルタで行き詰ってしまった様子からはじまったという説もあるそうだ。 何故か?不思議なことに日本で人吉球磨地方にだけこの遊びが残り、今日まで伝えられてきたようだ。 現在は熊本県指定重要無形文化財に指定され、近年、「鍛冶屋町通りの町並み保存と活性会を計る会」がウンスンカルタの復興に向けて活動を行っている。 大会と夜市には子供から大人まで多くの方々が参加され、大賑わいであった。 関係者のパワーには頭が下がる。 私はウンスンカルタ大会の開会式でポルトガル語での開会挨拶をするように関係者から要請があったので、必死に暗記して開会式で挨拶を行った。 終わった後、ある方から「良い挨拶でしたね。しかし誰もポルトガル語がわかりませんから、正しいのか間違っているのか?お疲れ様でした。」よく考えるとポルトガル語は誰もわからないはず。 必死に覚えたのに~。自己満足、自己満足! |