日々雑感みぞぐち幸治のひとり言
主張する外交はどこにいった?
2008年7月9日 (水) 06:39
午前6時40分。早朝ランニングを済ませ自宅でパソコン起動。
昨夜、美味しいワインを少々いただきすぎたせいかランニングかウォーキングかどちらか分からないような走りとなった。
昨夜のワイン会での出来事
ワイン会にお誘い頂いた方から「ブログに‘綺麗な朝顔みつけた‘とあるけど、あれはどう見ても‘あじさい‘よ」と、やさしいご指摘を頂いた。
確かに、ご指摘の通り、あれは間違いなく「あじさい」だ
頭の中では「あじさい」文字にしたら「朝顔」小学生のテストに出てきそうな問題を間違えて深く反省
しかし、表題は二度と間違わないように記念にこのままにしておくことにする。
さて、気を取り直して、まじめな話を少し。
小泉・安倍総理の時には「主張する外交」という言葉をよく聞いていたたが、最近の日本の外交を見ていると、どうやら「主張する外交」は死後となったようだ。
北海道で行われた日露首脳会談でも懸案となっている「北方領土問題」 「北方四島周辺海域でロシア警備艇に銃撃され死者を出した日本漁船銃撃事件」などについて日本側の強い主張がなされたとの報道は皆無である。
日本の総理は旧ソ連軍が第二次大戦末期、当時有効だった日ソ中立条約を破って対日参戦し、日本人住民を追い出して北方領土を不法に占拠し続けている事実を、サミットの席で各国の首脳に、また日本国内に向けても強いメッセージを発するできではないのか?
また、日本人が殺された日本漁船銃撃事件でも、重要な物的証拠である漁船の引き渡しを強く要求しなければならないのではないか?
特に、北海道での開催だからこそ、ロシアに対しては強く主張すべきだったのではないかと思う。
とはいっても、福田総理のことだから、この結果は予想できたところもある。
なにしろ、「相手の嫌がることはしない」というのがこの人の外交スタイルだと言われている。
「サミットを成功させて内閣支持率を上昇させて、来るべき衆議院議員選挙に備える」というのは、まさに幻想だ。
福田総理の今回の立ち振る舞いで、確実に真の保守層は福田自民党に見切りをつけるはずだ。