日々雑感みぞぐち幸治のひとり言
撤去・存続?
2008年11月12日 (水) 07:25
午前7時。ホットミルク(もちろん球磨酪農)を飲みながらパソコンの電源を入れる。
今ブログをほとんど書き終えたところで、娘が起きて来て膝の上に座った瞬間にすべて消えた
気を取り直してもう一度
昨日、行われた経済常任委員会、自民党政審会での荒瀬ダムについての審議について書いておく。
昨日の議題は「今後の荒瀬ダム対策について」
9月に開催された委員会で、ダム存続と撤去それぞれに必要な費用が示されたが、その内容を検証・検討するために、県庁内にプロジェクトチームが設置されていた。
今回は、そのプロジェクトチームが撤去、存続、開門調査について、コスト面、地域への対応策、環境への影響などの検証・検討した結果をまとめた報告書について説明を受け、審議するものであった。
コスト検証では、撤去の場合は約19.7億円の増、存続の場合は約7.2億円の増と試算。
電気事業会計の見通しでは、撤去の場合、H23年度以降、撤去に投入可能な内部留保資金に不足が生じることから、一般会計から約28億円の資金投入が必要と試算。
存続の場合、総括原価方式を基本に安定的な経営が維持され、一般会計へ約16億円の寄与可能額が積み上がると試算。
開門調査は、解決困難な課題が多く存在。
環境・水産業への影響については、ダム等が何らかの負荷をかけていることは否めないが、定量的に把握することは困難。撤去・存続にかかわらず、影響の軽減に向けて、できる限りの配慮が必要等の説明が行われた。
報告書を見ると瞬間的に「存続したほうが得ですよ」と書いてあるような気がした。
委員会で財政課長が私の質問に答えて「そもそも一般会計からの資金投入が良いのかどうか」と発言したことは重要な視点の一つになると思われる。
撤去する費用が企業局の内部留保資金ですべて賄えるのであれば問題ないのかもしれないが、この厳しい財政の中、一般会計から資金投入してよいのか?議論が分かれるところだと思う。
しかし、地元の声も大切だ。自民党の地元県議の一部も複雑な心境のようだ。
選挙区の方々の色々な声を聞きながら苦悩している姿は痛々しい。
私自身も色々な情報収集に努めるが、地元県議の意見もしっかりと尊重していきたい。