日々雑感みぞぐち幸治のひとり言
荒瀬ダム問題への知事判断に対する見解
2008年12月18日 (木) 12:54
午後12時58分。食事を終え県議会棟でブログ更新。
今年最後の議会後の昼食はサラダ付きカレーライス。
カレーライスは体調が今ひとつのため半分しか食べれなかったが、サラダは完食
県連のRさんの心遣いに感謝
さて、「荒瀬ダム問題に関する知事判断に対する見解」が今朝、自民党熊本県連として全会一致でまとまった。
その内容は以下の通り。
平成22年度には財政再生団体に転落する可能性もあり、職員の給与削減にまで踏み込まざる得ないという危機的な本県の財政事情を考えると、知事が荒瀬ダムの存続という苦渋の決断をされたことについて、自民党県連としてはやむ得ない判断だったと理解する。
しかしながら、今回の判断過程において、ダムが存続することによる下流域の環境への影響や、八代海、球磨川の水産業への影響等については十分に議論が尽くされたのか疑念が残る。
ついては、知事の荒瀬ダム存続の決断表明に当たっては、今後、以下のことについて十分に配慮され、具体的な改善事業に取組まれるよう県執行部に対して求める。
1.ダムを存続したことによる水質の汚濁や泥土の堆積、赤潮・アオコの発生など、河川、地域に与えている環境負荷には、全庁的な体制で、速やかにその改善に向けて具体的な事業に取組むこと。
2.八代海の干潟の減少や赤潮の発生、また、球磨川流域の内水面漁協など、水産業への影響については地元漁協等の意見も十分に踏まえて、全庁的な問題として速やかに改善事業に取組むこと。
3.ダム上流部の浸水被害や悪臭の発生、またダム放流による騒音被害や振動など、地元住民の生活に影響を及ぼす恐れがあるものについては、十分に地元住民の意見を聞いて、全庁的問題として、速やかに、その解消のための事業に取組むこと。
4.将来のダム撤去に向けての条件整備について、長期的な計画を策定し、撤去に必要な財源の確保等に努めると共に、撤去を待ち望んでいる地元住民の期待に1日も早く応え得るよう、全庁的な取り組みを進めること。
とりあえずは今後の県の対応を注意深く見守りたい。