日々雑感みぞぐち幸治のひとり言
ダム論は国会論戦へ
2009年9月27日 (日) 06:48
午前6時49分。
昨日は川辺川ダム建設計画について前原国土交通大臣との意見交換会に出席。
私からは「中止を表明するなら早急に代替案を示すべき、もしも災害が起こった場合、国が責任を持つべき、大臣が考えは?」
残念ながら、それについての明確な答えはなかったが、「再びダムに戻ることはない」と明言された。
代替案はこれから専門家チームを設け作業を進めるとのこと。
これまで球磨川流域住民の生命・身体・財産を守る手段として、
ダム建設を容認してきた私にとっては、人吉市長が反対しようが、県知事が反対しようが、
事業主体である国が一貫してダム建設を進めるのであれば、それを信じて、今日まで来た。
しかし、事業主体である国が方針を変えることを表明した以上、ダムかダム以外かを論ずる場所は国会論戦に場所が移ったような気がする。
新聞報道によれば、大臣は残りのダム事業費より高額になっても、中止を撤回する考えがないことを強調されたとのこと。
これまでは科学的、合理的、経済的な方法としてダムが示されてきたが、
今後は、なりふり構わず、とにかくダム以外の方法が示されることになる。
どんなものが示されるか想像がつかないが、とにかく国に代替案を早急に示してもらわなければならない。
それにしても大臣の考えと、大臣の後ろに座っていた国交省の役人の方々の考え方が一致しているとはとても思えない表情をされていたのが印象的だった。