日々雑感みぞぐち幸治のひとり言

口蹄疫・・・

2010年5月17日 (月) 07:36

7時37分。早朝ランニングからスタート。半分は歩いたかな

とうとう宮崎県の家畜改良事業団でも口蹄疫が発生。

実は先週、宮崎県が移動制限区域(半径10キロ)に入っている家畜改良事業団の種牛6頭

が特例措置として区域外へ移動されるのではないか?との情報があった。

宮崎県がエース級の種牛を口蹄疫から守りたいという気持ちはよく理解できる。

通常でも種牛の飼養、育成には相当なコストと関係者の努力が必要だ。

エース級を育てるとなるとコストはもちろん時間も相当かかる可能性がある。

そのような意味からも宮崎県として国に対して特例措置として種牛を区域外へ移動して守りた

いと要望する気持ちはよくわかる。

しかし、本当に移動させるのであれば、既に県内の一部が移動制限区域に入っている熊本県

の同意を取るのは当然のことだと私は考えていた。

ところが、13日、突然(熊本県の同意がないまま)宮崎県高鍋町の家畜改良事業団の種牛6

頭が区域外へ移動中との情報が流れた。

しかも、一時的に仮置きする場所は熊本県、球磨人吉地域の一部が半径20キロ(搬出制限

区域)に入ることが分かった。

既にその日の朝から人吉市議会の要望の際にも副知事にも小杉議長、馬場政調会長、佐藤

農林水産常任委員長にも宮崎県の種牛移動の際には熊本県としても県内には迷惑がかから

ないような対応をお願いしていた。

そのようなことから、県、農林水産常任委員会、自民党議員が一致結束して県執行部を窓口

に宮崎県、国に対して毅然とした対応を行った結果、なんとか熊本県には影響が出ない地域

に移動することで落ち着いた。

まさにギリギリセーフ。

それから3日後、家畜事業団で口蹄疫が発生。

既に移動している種牛6頭については経過観察となるそうだ。

この6頭が感染していないことを祈るばかりだが、もしも熊本県に影響する地域に移動されて

いたならばと考えるとゾッとする。

今でも、農家の方々は毎日毎日、不安な生活を送っているのに加え、色々な心配事が重なり

かない疑心暗鬼になっている方が多い。

こんな時こそ行政がそして政治が農家の不安解消のために全力で安全安心対策に力を注い

で行くべきだ。

そのような観点から、今回の国、宮崎県の対応は自分たちのことだけしか考えていない対応

だったと批判されてもおかしくない対応だった。

とにかく宮崎県は感染が拡大しないように、熊本県は県内での発生が出ないように、全力で取

り組みを進めなければならない。

宮崎県も熊本県も財政的な裏付けなど考えている余裕はない。

人、物、金、できるものをすべてつぎ込んで対策を講ずるべきだ。

すべて終わった後に、すべての請求書は赤松大臣に回そう!

口蹄疫発生後に外遊に行っていたわけだから、それぐらいの覚悟はあるはずだ!