日々雑感みぞぐち幸治のひとり言

球磨川に架かる10の橋が流失

2020年7月25日 (土) 05:37

おはようございます。

今回の7月豪雨で人吉市から八代市間の国道219号等の道路では、球磨川に架かる橋梁が10橋流失するなど、被害が広範囲に及んでいます。

幼い頃からこの道路は「沿岸道路」と呼んでいたような気がしますが、いつもどこかが工事中、との印象が強いのですが、今回は一気に10の橋が流失!被害の大きさを痛感しています。

発災以来、国に早期復旧を要望してきましたが、金子代議士や松村参議の協力な後押しもあり、有難いことに、この度、流失した10橋を含む国道219号や熊本県道等の約100kmの災害復旧事業を国が代行して行って頂くようになりました。西瀬校区の皆様が心配されていた西瀬橋についても8月上旬には仮橋の設置に着手し、出来るだけ早く通学路が確保できるようにするそうです。

さて、被災された方で、自分の敷地内から土砂が出せない、家財道具等の片付けができない方への対応も必要になってきました。大雨、コロナの影響もあり、ボランテティアが集まりにくい状況が続いています。対応できる仕組みを急ぎます。

連日、人吉市建設協会の皆様が土砂の撤去を行っておられます。トラックに積み込む時は、土嚢ぶくろから出して積み込むとのことです。軒先に出される場合、土嚢袋の口は開けた状態で置いていただくと、スムーズに作業ができるようです。ご協力をお願いします。

昨日、親戚のお宅の床剥ぎをやりました。まだまだ全部は剥がせていません。床には水分を含んだ泥があります。庭を見ると結構な土砂が堆積しています。植木も土砂を被っています。やるべきことが沢山あります。

人吉市の住家被害の状況は7月22日現在で床上浸水 3775世帯、床下浸水 906世帯です。
これは人吉市の世帯数の約3分の1です。これだけ多くの方が苦しんでおられます。

それに加え、中心市街地がほぼ水没したために、仕事を失う方々が多数おられます。今後の生活に不安をいただいている方が増えています。

ここは行政としてできる範囲を拡大し、雇用対策も含めて対応できるような体制を構築する必要があります。国、県、市と相談しながら仕組みづくりを急ぎます。

PS 写真はドッドjpのスタッフ及びインターン生が頑張っているところです。