日々雑感みぞぐち幸治のひとり言

責任

2020年8月12日 (水) 06:58

おはようございます。
親友が誕生日のプレゼントにケーキを持って来てくれました。しかも、貴重な高校1年生の時の姿を乗せて(笑)今日で50歳になります。

この世に生まれた存在意義を探しながら、また自分の役割、責任を果たしながら、前に進んでいきたいと思います。

さて、被災地を回っていると、まだまだ、土砂がそのまま、災害ごみの片付けができていないお宅があります。中心市街地にも存在します。このまま放置すると衛生的にも、解体等の時にも問題にあると思われます。それらをしっかりとチェックする必要があると思いますので、行政と共有したいと思います。

なりわい再建補助金についての説明会が始まりました。まだまだ内容が固まっていないところがありますが、事業再開に向けての大きな力になります。説明会に行けない方も諦めずに商工会議所等へご相談下さい。

街を歩いていると、同じ場所には住めない、事業が再開できないといった声が多数聞かれます。「抜本的な治水対策とまちづくり」一緒に進めなければなりませんが、特に抜本的な治水対策を国、県、そして球磨川流域の自治体で考えていかなければなりません。

今回の豪雨災害で亡くなった方の殆どは溺れて亡くなりました。人吉市民で亡くなった20人は全員が溺れて亡くなりました。多くの方々が命の危険に晒され、身体を傷つけられた方も多数おられます。加えて多くの財産が失われました。被災地を歩いていると生々しい話をよく聞きます。話を聞くたびに胸が締め付けられます。

この責任は平成11年から市議会議員、平成15年から県議会議員として「球磨川流域の治水対策」を大きな課題として捉え、関わってきた私にも大きな責任があります。現在の人吉市で政治に携わる方々(市長、市議会議員)の中では私より経験年数が多い方はいませんので、特に責任は重いと感じています。

50歳を迎え、「責任」を果たすために残りの人生をどう過ごすか、これも大きなテーマになりそうです。

「今回の豪雨により球磨川流域を中心に多くの氾濫箇所で激甚な災害が発生したことから、将来に向かって流域住民が生命の危険にさらされることなく安全・安心な生活が送れるよう、今回の豪雨災害に関する国、県、流域市町村が連携した検証について取り組むこと。」

これは8月4日に行われた熊本県議会臨時会で可決され、国に提出した「令和2年7月豪雨災害からの復旧・復興に関する意見書」の中にある一文です。

科学的根拠に基づいた、冷静かつスピード感ある議論が必要です。