日々雑感みぞぐち幸治のひとり言

熊本県は分煙推進を!

2010年6月23日 (水) 07:26

午前7時26分。雨が降っていなかったので散歩からスタート!

この画像は今朝の球磨川の様子。水の手橋から中川原方面を撮ったもの。
球磨川

結構、増水しているのが分かると思う。

パフォーマンスで視察に来るのではなく、こんな姿を見ないと球磨川流域の治水対策の本質

は解らない。

さて、6月定例県議会の報告を一つ。

「熊本県における受動喫煙防止対策の現実的な対応を求める請願」が提出されていた。

結論は全会一致で採択。

その内容は、熊本県においては、一方的な全面禁煙ではなく「喫煙場所」の確保・整備によ

り、非喫煙者と喫煙者が共存できるような対応をとってほしいというもの。

つまり、分煙を進めてほしいというものだ。

これはたばこを吸わない私から見てももっともな意見だと思う。

熊本県は多くのたばこ農家(970戸・販売高95億円)がおり、地域農業を支えていること。

全国一の葉たばこ産地であり、特に球磨人吉地域は多い。若い担い手も多い。
 

また、多くの販売店もあり地域商業を支えている。

たばこ税は熊本県で平成20年度分で県税20億円、市町村税108億円であり、いかにそれ

ぞれの税収に貢献しているか分かる。

また、業界では、社会的責任を果たすべく、成人識別自販機の導入、環境美化活動などを通じて、喫煙マナーの向上などの努力を積み重ねておられる。

このような状況を考えると、これ以上行き過ぎた規制強化が行われれば、たばこ農家や販売

店の存続にも大きな影響を及ぼすことは間違いない。

熊本県には喫煙率から推定すると約37万人の愛煙家がいるそうだ。

この方々へも一定の配慮をすることは行政として当然のことかもしれない。

地域のたばこ農家の方々と話すと今の政権の行き過ぎた規制に戦々恐々としておられる。

たばこに関する規制を強化するのであれば、たばこ農家や販売店に対する助成や補償も一緒

に考えなければこの問題は解決しない。