日々雑感みぞぐち幸治のひとり言
北朝鮮人権侵害問題啓発週間
2008年12月10日 (水) 22:31
午後10時30分。自宅でブログ更新。
今日から16日まで北朝鮮人権侵害問題啓発週間。
このことをどれだけの方が知っているだろうか?
実は熊本県では昨年から、我々、北朝鮮に拉致された日本人を救う熊本県議会議員の会の働きかけもあり、この北朝鮮人権侵害問題啓発週間の取り組みの一環で「北朝鮮拉致問題に関する講演会」を開催している。
今年は、12月25日午後1時半から熊本テルサで、拉致被害者の有本恵子さんの御両親の有本明弘さん・嘉代子さん、内閣官房拉致問題対策本部事務局総合調整室の河内隆室長や、松木さんと増元さんの御家族にお話をいただく予定になっている。
是非、多くの方々にお越し頂きたいと思っている。
私はこの北朝鮮による国家的犯罪である問題を人権問題として捉え、学校教育等でもしっかりと取上げるように再三、要望を行ってきている。
教育分野でもようやく取組もうという兆しが見えてきたところで、今後の取り組み状況を注意深く見守りたいと思っている。
一方、県が人権問題として捉えているか?という点では疑問を感じている。
いつまでたってもこの問題の担当は何故か国際課?
国際課の方々は当初、私がこの問題を取上げた時からすると劇的に!取組む姿勢が変わってきている。
その点は評価するものの、県として拉致問題対策本部まで設置しておきながら、対策本部の機能がよくわからない。
本来であれば、人権を担当する課がもっと全面的に出てきて、せめてこの期間だけでも予算をかけてでも啓発活動に力を入れるべきではないかと考えている。
先日、何の資料だったか忘れたが、県が補助金を出している団体等の一覧表を見た時に、人権に関わる団体の補助金はケタが違っていた。
同じ、人権問題で取組む姿勢が違う理由はなんなのか?
別に、「他の人権問題を程々にして北朝鮮の拉致問題だけに力を入れるべきだ」と主張しているのではない。
せめて北朝鮮拉致問題も同等に取組む姿勢が必要であはないか?と素朴に思うのである。
家族、人生を奪った北朝鮮による拉致。
我が国の主権、国民の生命財産に関わる重要な問題。
拉致された日本人を一人残さず取り返すまでこの問題は終わらない。
この北朝鮮人権問題啓発週間が実りあるものになりますように。