日々雑感みぞぐち幸治のひとり言
報道関係者のモラルは?
2020年7月17日 (金) 06:30
おはようございます。
現在のところ人吉球磨地域の住民の方が、コロナウイルス感染症に感染した事実はありません。
しかしながら、昨夜、神奈川県内在住で報道関係者の方の感染が確認されました。この方は7月13日から15日までの期間、八代保健所管内、人吉保健所管内での取材活動を行なっていたことが確認されています。この方は八代市内のホテルから人吉保健所管内に通われており、現在、人吉球磨地域、以外の病院へ入院されています。
今のところ、濃厚接触者は同僚1人、タクシー運転手1人、その他は調査中です。
詳しくは本日、10時から知事が記者会見しますので詳しくは熊本県のHPをご覧下さい
この度の災害に対して災害の状況を的確に報道して頂くことは大切なことだと思います。しかしながら、誤解を招く報道や、報道されることで復旧作業に支障を来たす事例があるのも事実です。
また、市長の記者会見や政府の要人が視察に訪れた際の報道関係者の立ち振る舞いを見ていると、「コロナなんて関係ない」と思っているのではないかと疑ってしまいます。連日、災害対策本部では対応にあたっている関係者、避難所運営ではコロナ対策に万全を期すように再三、注意喚起を促し、対応を実施しているところです。どうしてもお仕事で熊本県外、特に関東圏からの被災地入りされる方はPCR検査等、コロナ対策に万全を期して被災地入りしていただければ幸いです。
さて、現在、公費解体が基準がどうなるのか、支援策のあり方、個人や会社の敷地内の土砂撤去等への支援をどうするのか、国、県と協議中です。既に解体や補修、泥撤去を行った方は、写真や見積書等の詳細が分かる資料だけは取っておいてください。最終的にどうなるか決まっておりませんが、必要な場合が出てくるかもしれません。できるだけ市民の皆様の負担が軽減できるように取り組みを進めます。
現在、人吉市では罹災証明書の受付準備を行なっています。人吉市の場合、4500件をこえる被害が出ているため、到底、人吉市の職員だけでは対応できないため、熊本県や熊本市、そして民間事業のボランティアでのご協力のもと準備が進められています。詳しくは人吉市のHPをご覧下さい
昨日は、公費解体や災害廃棄物処理等を所管する小泉環境大臣が視察に来られました。松岡市長から被災地の状況についての説明を、私から人吉市のみならず被災地の現在の課題、今後の課題についても説明させて頂きました。お願いするばかりではなく、私も小泉大臣と課題点を共有することができましたので、実現に向け、できることは全てやる覚悟で臨みます。